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メンテナンス・対処方法・使用方法

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はんだ吸取器の日常点検方法

はんだ吸取器を良い状態で使用するには、使用ごとに行う日常点検使用頻度に合わせて行う定期点検を正しく実施することがポイントです。

使用ごとに行う日常点検方法 ※FR-410の場合

用意するもの
  • ノズル径に合わせたクリーニングピン ノズル用
  • ノズル径に合わせたクリーニングドリル
  • クリーニングピン ヒーター用
  • ノズルレンチ
  • クリーニングピン
    ノズルΦ1mm用(品番 B1087)
  • クリーニングドリル
    ノズルΦ1mm用(品番 B1303)
  • クリーニングピン
    ヒーター用(品番 B1215)
  • ノズルレンチ
    (品番 B5106)
ノズル用のクリーニングピン及びクリーニングドリルは、ノズルの径に合ったものを使用します。

購入時に付属のクリーニングピン、クリーニングドリルはΦ1mm用で、それ以外はオプションです。

使用後の日常点検はノズルを加熱して行います。
高温になるので、必ず手袋を着用し、やけどに注意しながら行ってください。

  1. 電源スイッチを入れノズルを加熱します。

  2. ノズル内部を掃除します。

    ヒーター孔内が十分加熱されていないと掃除はできません。

    ノズル先端からクリーニングピン(ノズル用)を差し込み、ヒーター孔まで貫通するか確認します。

    クリーニングピンが通らない場合は、クリーニングドリルを使ってノズル内部を掃除します。

    差し込む時は、クリーニングドリルを右に回しながら差し込み、抜く時は、まっすぐ抜きとります。

    クリーニングドリルを右に回しながら差し込みます。
    クリーニングドリルをまっすぐ抜きとります。
  3. ノズル内部の掃除を行ってもクリーニングピン(ノズル用)がヒーター孔まで貫通しない場合は、ノズル、保護パイプを外してヒーター孔を掃除します。

    1. ノズルレンチをノズル、保護パイプにかぶせます。
    2. ノズルレンチを左に回し、ノズル、保護パイプを外します。
    3. 取り外したノズル、保護パイプをこて台のトレイ部分に置きます。
    4. クリーニングピン(ヒーター用)をヒーターに差し込んで掃除します。

    ヒーター孔内が十分加熱されていないと掃除はできません。

    クリーニングピン(ヒーター用)がヒーター孔に通らない時はヒーター組品を交換してください。

    5. 掃除が終わったら、ノズルレンチに保護パイプ、ノズルをセットします。
    6. ノズルレンチを右に回し、ノズル、保護パイプを取付けます。
  4. ノズル温度をこて先温度計で測定し、設定温度とノズル温度が同じか確認します。

    設定温度とノズル温度が異なっている場合は、温度の微調整(オフセット値の変更/CAL調整)を行います。

    温度の微調整方法は製品によって異なります。

    各製品取扱説明書のオフセット設定方法、または温度校正方法の記載箇所を確認して、温度補正をしてください。

  5. ノズル先端がはんだで覆われ、ぬれている状態かを確認します。

    ノズル先端がはんだで覆われ、ぬれている状態

    ノズル先端が酸化し、はんだがノズルにぬれない場合や侵食や変形が見られる場合は、こちらをご確認ください。
    はんだが溶けにくくなったら

    ノズル先端の酸化
    ノズル先端の侵食
     
     
  6. 点検終了後は、酸化防止のため、ノズルをはんだで覆います。