帯電に基づいた電位の異なる2つの物体が、直接接触した場合に生じる電荷の移動、または静電気誘導によって、異なる電位をもつ物体間を電荷が移動した場合をESD(静電気放電:electrostatic discharge)と定義します。 ESDは、不良品発生の原因であるとともにシステムにとっては、不測の事態を引き起こす故障の原因となります。帯電した作業者や備品工具等が接地された静電気耐性の低いデバイスに直接接触した場合に生じるデバイス破壊が静電気損傷としては、最も一般的な事例です。
ESDを管理する基本的な方法は、以下の5つに集約できます。
※ご利用にはユーザー登録が必要です。
帯電防止リストストラップを装着する。
作業台に制電マットを引いて、アースをとる。
ESD対策の工具を使う。
静電気除去装置(イオナイザー)を使う。
帯電防止の袋などに入れて保管する。