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メンテナンス・対処方法・使用方法

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片手ではんだ送りとはんだ付けをしたい -ガンタイプ手動はんだ送りこて FX-8803使用方法-

はんだ付け作業で以下のような場面はありませんか?

  • 部品を手で固定しながらはんだ付け作業をしたい
  • 片手で一定量のはんだを送りたい

FX-8803を使用すると、片手で一定量のはんだを送りながらはんだ付けすることが可能です。

はんだ送りこて FX-8803 使用手順

用意するもの
  • はんだ送りこて FX-8803
  • 専用こて台(品番 C1437)
  • FX-8803が接続できるステーションFX-888DX / FX-888D (販売終了) / FX-889 / FR-701 / FR-702 / FX-888(販売終了)
  • はんだ
  • はんだ径に合わせたガイドノズル

  • プラスドライバー 2番(フックの装着、はんだ送り位置の調整用)
  • プラスドライバー 1番(はんだ送り量の調整用)
はんだ径とガイドノズルの径を合わせることで、はんだをこて先に正確に供給できます。
購入時に付属のガイドノズルはΦ1.0mm用で、それ以外はオプションです。
(使用できるはんだ径:Φ0.6・Φ0.8・Φ1.0・Φ1.2・Φ1.6mm)
ご使用のはんだ径に合わせたガイドノズルをご使用ください。
  1. 専用こて台を組み立てます。

    C1437
    こて台(品番 C1437)セット内容
    C1437
    こて台(品番 C1437)組立図
1. こて台ベースにこてカバー取り付け板を取り付けます。

なべねじ平ワッシャー こて台ベース こてカバー取り付け板 平ワッシャー 外歯付きワッシャー ちょうナット の順に取り付けます。
こてカバー取り付け板は、下部の凸部がこて台ベースの凹部に合うように取り付けます。

なべねじ(M4×35) → 平ワッシャー(呼4) → こて台ベース
こてカバー取り付け板下部の凸部がこて台ベースの凹部に合うように取り付けます
こて台ベース → こてカバー取り付け板 → 平ワッシャー(呼4) → 外歯付きワッシャー → ちょうナット(M4)
2. こてカバー取り付け板にこてカバーを取り付け固定します。

こてカバーの3つの丸穴のいずれかを、こてカバー取付け板の凸部に合わせて、ちょうボルトで固定します。

こてカバー取り付け板にこてカバーを取り付け固定しちょうボルト(M4×8)で固定します
こて台の組立て完成
こて台の組立て完成
3つの丸穴により作業しやすい角度を選べます。
  • 3つの丸穴により作業しやすい角度を選べます
  • 3つの丸穴により作業しやすい角度を選べます
  • 3つの丸穴により作業しやすい角度を選べます
  1. こて部(FX-8803)にこて台に取り付けるためのフックを装着します。

    1. FX-8803の袋ナット・保護パイプ、こて先、ニップルを順に取り外します。
    FX-8803の袋ナット・保護パイプ、こて先、ニップルを順に取り外します

    必ず、袋ナット、保護パイプを取り外してからニップルを取り外してください。

    2. FX-8803のねじを外し、フックをセットします。
    FX-8803のねじを外します
    フックをセットします
    3. フックをねじ(M3×16)で固定します。
    付属のねじ(M3×16)でフックを固定します

    フックを固定するねじは、こて台に付属のねじに変更します。

    4. 分解した時と逆の順番で部品を取り付け、FX-8803を組み立てます。
    FX-8803を組み立てます

    ニップル → こて先 → 保護パイプ・袋ナット の順に取り付け、袋ナットを手で締めます。

    袋ナットが緩んでいると、こて先の先端がぐらつき作業性が悪くなります。

  1. 糸はんだをはんだ挿入口から挿入します。

    糸はんだをはんだ挿入口から挿入します

    トリガーの下側を押し上げたまま、糸はんだをはんだ挿入口にまっすぐに差し込み、ガイドノズルより出します。

    糸はんだ挿入中にトリガーを引かないでください。糸はんだがギアに巻き付き、故障の原因となります。

  2. トリガーを引いてはんだを送ります。

    トリガーを引いてはんだを送ります

    押し上げたトリガーを元の位置に戻しトリガーを引くと一定量の糸はんだが送られます。

    挿入口への糸はんだは常にたるませた状態でご使用ください。

  3. はんだ送り位置、はんだ送り量を調整します。

    はんだ送り位置の調整
    調整ねじを2番のプラスドライバーで緩めて、ガイドノズルを上下に動かします

    調整ねじを2番のプラスドライバーで緩めて、ガイドノズルを上下に動かし、こて先に糸はんだが当たるようにガイドノズルの位置を調整します。

    はんだ送り量の調整
    はんだ送り量調整ねじをドライバーで回して、はんだ送り量を調整します

    はんだ送り量調整ねじを1番のプラスドライバーで回して、はんだ送り量を調整します。締め込むほど、糸はんだの送る量は少なくなります。
    ※最小約 2mm-最大 8mmまで調整可能

  4. ステーションに FX-8803を接続します。

    FX-8803のこて接続コードをレセプタクルの奥までしっかり接続します。(画像のステーションは FX-888Dです。)

    FX-8803のこて接続コードをレセプタクルの奥までしっかり接続します
    画像のステーションは FX-888Dです
     
  5. FX-8803をこて台に置き、ステーションの電源プラグをコンセントにさします。

    FX-8803をこて台に置きます
    電源プラグをコンセントにさします
  6. ステーションの電源スイッチを入れ、設定温度に達したら使用できます。

    FX-8803 こて先温度の測定

    はんだ付け作業をする前にこて先温度を測定し、こて先温度と設定温度に差が生じている場合は温度調整をしてください。

    FX-888Dはアジャストモードを使うと簡単に温度調整ができます。詳しくはこちらをご覧ください。
    FX-888D 温度調整手順(アジャストモード)