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メンテナンス・対処方法・使用方法

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HAKKO 938(こて部 917)のこて先が熱くならない

こて先が熱くならない原因として以下が考えられます。順にご確認ください。


原因1
電源コード、または接続プラグが外れている。こて先が最後まで差し込まれていない。

電源コード、接続プラグ、こて先それぞれの差し込み部を再度確かめてください。


原因2
こて内部の部品を紛失している。こて先がゆるんでいる。

こて内部には、ニップル用ねじ、ワッシャ(2コ)、Oリングがセットされています。
こて先を交換する際などに紛失した場合、徐々にこて先がゆるみ、故障の原因となります。
部品を再度ご確認ください。

品番 品名 仕様 備考
B2907 ワッシャ 2ヶ入り ※販売終了しました。
B2887 Oリング/P10    
B2888 ニップル ねじ付き ※販売終了しました。
938 パーツ一覧

原因3
劣化、寿命によるヒーター切れ

ヒーターは消耗品となり、長く使用すると劣化します。
ヒーター切れの確認は以下に従って行ってください。(HAKKO 938 取扱説明書より抜粋)

ヒーター・センサー切れ

ヒーター抵抗値(赤-赤) 1.8~2.6Ω(常温時)
センサー抵抗値(白-白) 43~58Ω(常温時)

抵抗値が異常な場合やヒーターが切れている場合はこて先を交換してください。

ヒーター・センサー切れ

こて先を交換する

  1. ニップルを少し(1/2~3/4回転)緩めます。

    こて先を交換するときは、ニップルを緩めるだけで外す必要はありません。
    ニップルを3/4回転以上無理に回そうとするとグリップのねじ山がつぶれて使用できなくなります。

  2. こて先を引き抜きます。
    ニップルを緩めてこて先を引き抜きます
  3. 新しいこて先を挿入します。
  4. ニップルを締め付けます。
ニップルを締める時(こて先を交換する時)は、こて先がニップルと一緒に回転していないことを確認しながら行ってください。
定期的に、こて内部(ニップル内側、Oリングなど)に付着したフラックスを、アルコールでクリーニングしてください。

アースラインの点検

  1. こて接続コードのプラグをステーションから外します。
  2. ピン3とこて先間の抵抗値を測定します。
  3. 抵抗値が2Ω(常温時)を超える場合、こて先のメンテナンスを行っください。
    それでも下がらない時は接続コードの断線を調べてください。
アースラインの点検

接続コード断線の調べ方

  1. こて先とニップルをはずします。
  2. グリップ内部にあるソケットを押し出します。
  3. プラグのピンとソケットリード線の間の抵抗値を測定します。
ピン1 - 青 ピン2 - 白 ピン3 - 緑
ピン4 - 赤 ピン5 - 黒  
  • 部品をなくさないようにしてください。
  • 組み立てる場合、グリップの凸とソケットの凹を合わせてください。
接続コード断線の調べ方

原因4
こて先のリード線のねじれによるヒーター切れやヒューズ切れ、基板の破損

こて先装着時(ニップルを締めた時)にニップルとこて先が一緒に回転してしまうと、リード線がねじれヒーター切れやヒューズ切れ、基板破損の原因となります。

  •  リード線がねじれたこて先

    ねじれたリード線
    写真のようにリード線がねじれていないか確認してください。
  •  新品時のこて先リード線

    まっすぐなリード線
    正常なこて先は、写真のようにリード線がまっすぐになっています。

ヒーターが切れている場合

ヒーターが切れている場合は原因3を参照し、こて先を交換してください。

ヒューズ切れの場合

ヒューズ切れの場合はヒューズを交換してください。

品番 品名 仕様
B2761 ヒューズ/250V-3A 100~110V

それでも回復しない場合は基板が破損している可能性があります。販売店を通じて修理にだしてください。
2015年12月末をもちまして、修理受付を終了いたしました。