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ヒカル君のはんだ付け奮闘記 ヒカル君のはんだ付け奮闘記
第9話 「フロー!リフロー!」の巻
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ヒカル君 確かに、この方法だと一度に全部はんだ付けできますね。
横尾さん こんな風に、溶けたはんだを容れておく入れ物をはんだ槽とかはんだ浴槽とかいうんじゃ。
うちで言うとHAKKO96じゃな。ただしHAKKO96は、比較的小さな基板や配線の予備はんだに使うことが多いがな。
浸漬はんだ付けほうでは、はんだ浴の温度管理と、はんだ浴の中の不純物の濃度管理が重要なんじゃ。パターンやはんだ付け部の金属がはんだ浴に溶け出してしまうんじゃ。
はんだ浴の温度は、融点よりもだいたい30〜80℃ぐらい高めに設定されておる。
ヒカル君 なるほどー。
横尾さん しかしじゃ、この方法じゃと、表面のはんだが酸化してしまって、はんだ付け不良の原因になってしまうんじゃ。
ヒカル君 酸化ですか。
横尾さん そうじゃ、特に、はんだの中のスズが空気中の酸素と結びついてしまうんじゃ。
そのために、表面に出来た酸化膜をこまめに取り除いてやらねばならん。
そこで、はんだ付けに使われる部分のはんだの表面を常に酸化膜のないものにする為に考え出されたのが、噴流はんだ槽じゃ。フローはんだ付けはその中でもっとも一般的なものじゃ。
図に描くとこんな感じじゃな。
フローはんだ付けの方法
ヒカル君 ポンプで攪拌しているから、常に新しいはんだが表面に現れるというわけですね。
横尾さん そうじゃ。うちでいうとHAKKO485じゃな。
ただし、常に新しいはんだが表面に現れるということは、次々と酸化していくわけじゃから、当然酸化物の量は多くなるわな。
ヒカル君 なるほど、でもこれは便利ですね。でもこの方法だと表面実装する部品は、はんだ槽に落ちてしまうんじゃないですか?
横尾さん そうじゃ。接着剤で固定しておいてから、はんだ付けしたりするが、表面実装部品をはんだ付けする場合、リフローはんだ付け法を用いるのが一般的じゃな。
ヒカル君 リフローにフロー・・・何だかまぎらわしいな。
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