| ヒカル君 |
: |
確かに、この方法だと一度に全部はんだ付けできますね。 |
| 横尾さん |
: |
こんな風に、溶けたはんだを容れておく入れ物をはんだ槽とかはんだ浴槽とかいうんじゃ。
うちで言うとHAKKO96じゃな。ただしHAKKO96は、比較的小さな基板や配線の予備はんだに使うことが多いがな。
浸漬はんだ付けほうでは、はんだ浴の温度管理と、はんだ浴の中の不純物の濃度管理が重要なんじゃ。パターンやはんだ付け部の金属がはんだ浴に溶け出してしまうんじゃ。
はんだ浴の温度は、融点よりもだいたい30〜80℃ぐらい高めに設定されておる。
|
| ヒカル君 |
: |
なるほどー。 |
| 横尾さん |
: |
しかしじゃ、この方法じゃと、表面のはんだが酸化してしまって、はんだ付け不良の原因になってしまうんじゃ。 |
| ヒカル君 |
: |
酸化ですか。 |
| 横尾さん |
: |
そうじゃ、特に、はんだの中のスズが空気中の酸素と結びついてしまうんじゃ。
そのために、表面に出来た酸化膜をこまめに取り除いてやらねばならん。
そこで、はんだ付けに使われる部分のはんだの表面を常に酸化膜のないものにする為に考え出されたのが、噴流はんだ槽じゃ。フローはんだ付けはその中でもっとも一般的なものじゃ。
図に描くとこんな感じじゃな。 |