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ヒカル君のはんだ付け奮闘記 ヒカル君のはんだ付け奮闘記
第7話 「昔の人ってすごい!」の巻
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 ------------------- 横尾氏宅にて -------------------
横尾さん まま、そこへおかけなさい。あーこれこれ、床の本は踏んじゃいかんよ。
ヒカル君 す、すいません。
横尾さん さて、君は、はんだ付けの何を調べに図書館に行ってたのかね?
ヒカル君 いや、あのー、はんだ付けっていつ頃から使われているのかなって。
横尾さん はんだ付けの歴史というわけじゃな。はんだ付けの歴史はさっき君が驚いていたように、紀元前約3500年前といわれておる。実際にはんだ付けされたものは紀元前300年頃のローマ遺跡から発見されておる。
ヒカル君 そんな昔から使われてるんですね。でも、電気も無い時代に、何をはんだ付けしてたんですか?
横尾さん おいおい、君は根本的に間違っておる。はんだ付けは、なにも電子部品を基板につけたり、配線する時だけに使うもんじゃないぞ。ブリキやトタン板などをくっつけるのにも使われておる。ちなみに、ローマ遺跡のはんだ付けは、水道管の継ぎ手に使われておるんじゃ。
ヒカル君 えー?はんだ付けでそんなものまでくっつくんですか?!
横尾さん もちろんじゃ。まぁ、確かに、「はんだ付け」と言えば、「エレクトロニクス」というイメージがあるからのう。じゃが、ローマ遺跡のはんだ付けは、エレクトロニクスの分野にも通ずるものがあるんじゃよ。
ヒカル君 いったいどういうことですか?
横尾さん 驚くこと無かれ!なんと、ローマ遺跡に使われておったはんだの成分は、スズ62%鉛38%なんじゃ!これは、現在エレクトロニクスの分野で広く使用されている「共晶はんだ」とほぼ同じなんじゃよ。
ヒカル君 えー本当ですか?!・・・ところで「共晶はんだ」って何ですか?
横尾さん はんだというのは、そもそもスズと鉛でできておる。それは知ってるかね?
ヒカル君 あ、はい。
横尾さん スズも鉛も簡単に手に入る金属で、おまけに安い。金属同士を混ぜ合わせると、混ぜる量の割合で特性が変わるんじゃが、スズ62%、鉛38%の割合で混ぜたものを共晶はんだといってのう。溶ける温度が一番低くて、固まるまでの時間も一番短いんじゃよ。
ヒカル君 溶ける温度が低い…それってなんかいいことがあるんですか?
ヒカル君
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