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ヒカル君のはんだ付け奮闘記 ヒカル君のはんだ付け奮闘記
第4話 「はんだこては何をする道具なの?」の巻
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ヒカル君 でも、付いてますよ。
房村先輩 確かに付いてるように見えるんだけど、このままだとまた取れてしまうよ。
ヒカル君 そうなんですか?何がだめだったんだろう? はんだ付けする前にこて先へはんだをのせます。

写真6
房村先輩 ヒカル君は、はんだ付けをする時にはんだこてはんだを溶かしてから付けたでしょう?(写真6)
ヒカル君 ええ、だってはんだこてってはんだを溶かす道具でしょう?
房村先輩 はんだこては、くっつけたい金属をはんだが溶けて広がる温度まで暖めてやる道具なんだ。ヒカル君のやり方だと肝心のくっつけたい金属がちゃんと暖まっていないからはんだが広がっていないんだ。良いはんだ付けというのは、はんだが富士山のすそのの様になるんだよ。
ヒカル君 そーなんですか。
房村先輩 ガラスが水に濡れて、ガラスの表面に水滴が広がるのと同じではんだも濡れて広がらないとだめなんだ。はんだ付けの善し悪しはこの濡れと広がりで決まるんだ。
ヒカル君 濡れて広がる…ですか。
房村先輩 そう。くっつけたい金属をあたためて、はんだを送る。そして濡れて広がってはんだがくっつけたい金属の中に吸い込まれていって、その金属の原子とはんだの原子とが結びつく。これがはんだ付けなんだ。
ヒカル君 金属の中に金属がしみこむのですか?うそついてるでしょう?
房村先輩 金属といっても原子のレベルでみればいっぱい隙間があいてるんだよ。このスポンジみたいなものだね。このスポンジにはんだが吸い込まれていって金属同士がくっつくんだ。
ヒカル君 なるほど、はんだ付けって奥が深いんですね。はんだを付けるんじゃなくてはんだをしみ込ませるんですね。先輩、お手本を見せてくださいよ。

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