| 1. はんだ付け性が悪い |
鉛(Pb)を含まないため、はんだの流動性が低下してはんだ付け性が悪くなります。これは、基板や部品に対してだけでなく、はんだこてのこて先に対しても現れます。はんだ付け性の悪さは、はんだ付け温度を高くしてもあまり改善されないことがわかっています。
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| ○はんだ付け性が良い状態 |
×はんだ付け性が悪い状態 |
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| 2.融点が高い |
鉛フリーはんだは、一般的に、従来の共晶はんだ(鉛が約40%入っているものが主流)に比べて融点が20〜45℃高くなります。
例えば、共晶はんだ時(Sn-Pb)にはんだこての設定温度を340℃にしていたら、鉛フリーはんだ(Sn-0.7%Cu)を使用すると380℃前後となり、はんだ付け作業の限界温度に近づきます。これは、こて先自体の寿命を短くし(酸化、侵食など)、はんだに含まれるフラックスが炭化したり、フラックス・はんだの飛散にもつながったりします。(鉛フリーはんだを使用すると、こて先の寿命は共晶はんだに比べ4〜5倍早くなると言われています。)
近頃では熱に弱いデバイスが多く、融点の高さがこて先だけでなく、デバイスや基板にも影響するケースが出てきています。 |
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| 侵食した状態のこて先 |
フラックス、はんだが飛散している状態 |
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では、実際にはんだ付けをしている現場ではどんな問題がおきているのでしょう?
鉛フリーはんだに変更してから、
・適正なはんだの量を送れない
・オーバーヒートしたり、クラックが入ったりする
・はんだが剥がれる
・ヤニ付けになったり、ツララができたりする
・ブリッジになる
などのはんだ付け不良が発生し、こて先の交換が頻繁になるために費用がかさむという問題が起きています。 |
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| ○良好なはんだ付けの状態 |
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| ×はんだの量が少ない状態 |
×はんだの量が多い
状態 |
×オーバーヒートした
状態 |
×クラックが入った状態 |
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×はんだが剥がれた
状態 |
×ブリッジになった状態 |
×ヤニ付けになった
状態 |
×ツララになった状態 |
よくあるはんだ付け失敗例はこちらでもご紹介しています。 |
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